国民と自衛隊とのかけ橋
【R6.10.20】 「長野県防災訓練参加」
10月20日長野県隊友会(会長牧幸生)は、小諸市で開催された長野県防災訓練に会長以下、東信地区支部連合会を中心に会員11名が参加した。参加訓練種目は、「避難訓練」及び「炊き出し訓練」であった。
避難訓練では、地元小諸市周辺に居住する会員をもって参加し、避難所への物資の搬入、キッチンカーによる食事提供の支援及び小諸市総務部の支援に従事した。
炊き出し訓練では、東信地区会員及び県本部役員をもって参加し、第13普通科連隊の炊事班及び日赤奉仕団が炊き出してパック詰めにされたご飯を一般市民に配布するという訓練であった。当初の献立は、ご飯にカレーとシチュウの盛り合わせであったが、ご飯だけが余ったため、これを「おにぎり」にして出すという日赤奉仕団の機転に感心した。
両種目とも自衛隊で培った経験を生かし、整斉円滑に実践することができ、担当の県及び市職員から大変感謝された。
【R6.8.4~16】「8月恒例行事を実施」
長野県隊友会(会長牧幸生)は毎年8月に恒例となっている清掃ボランティア活動及び護国神社の祭事に参加し、まず、4日会長以下17名の会員が、早朝の1時間余り長野県護国神社境内及び隣接の旧陸軍墓地納骨堂周辺の清掃を入念に実施した。
終了後の直会において、牧会長が参加した会員へ労を労うとともに「かつて国防の任に当たっていた我々にとって、祖国のため命を捧げられた英霊の御霊の安寧を念じつつ清掃奉仕を行うことは意義深いものであり、来年も多くの参加を望んでいます。」と挨拶し、最後に神社から提供された「すいとん」を喫食し終了した。
7日、会長以下8名をもって、長野県松本市乗鞍高原に設置されている乗鞍登山道開道記念碑「拓峰」の清掃を実施した。
これは、昭和33年から4年の歳月をかけて第13普通科連隊(松本)と第1施設大隊(当時古河)が、延べ2万2千名の隊員により、乗鞍道を開通させたのを記念して昭和61年に建立されたものである。
記念碑及び周辺の景観は良好であり、これは長野県隊友会が毎年清掃作業を実施してきた賜と自負している。
終了後は皆で昼食をとり、下界の暑さから離れて高地でのすがすがしい気分を満喫した。
次いで、長野県護国神社の「献灯みたま祭」に伴う関連行事に参加した。
15日は「平和安全県民祭」、16日は「旧陸軍墓地慰霊祭」に参加し、永く平和が続くことを祈願するとともに、戦地で尊い命を落とされた英霊の安寧と感謝の気持ちを捧げた。
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【R6.6.30】県通常総会開催
長野県隊友会(会長・牧幸生)は6月30日、松本市勤労者福祉センターにおいて令和6年度通常総会を開催した。総会では、国歌斉唱に引き続き、令和5年度中に亡くなられた会員に対し黙祷を捧げたあと、会長が挨拶に立った。
当初国際情勢について、ロシアウクライナ戦争、イスラエルハマスの紛争、中国の台湾併合の意思、ロシア北朝鮮の包括的戦略パートナーシップ条約の締結とじ後の動向について述べ、次いで国内情勢については憲法改正の先送りに言及し更に防衛予算の状況について説明した。
令和5年度県隊友会の事業実施への会員の協力への感謝と令和6年度事業への協力を要請した。
最後に県隊友会の喫緊の課題である会勢の維持拡大と活動経費の圧迫に伴う所要の措置についての理解と協力について要請し締めくくった。
その後、自衛隊長野地方協力本部長力久健1等陸佐による「防衛講話」に移り、1月に発生した能登半島地震における自衛隊の災害派遣活動を中心に、日本を取り囲む厳しい安全保障上の現状について講話いただき、会員一同熱心に拝聴した。
最後に県隊友会の特別会員である務台俊介衆議院議員を始め、県会・市会の各議員、自衛隊部隊長等及び協力団体長を来賓としてお迎えし「意見交換会」を実施し、短い時間ではあったが会員と来賓とが和気藹々に意見を交換し、有意義なひとときを過ごすことができた。
長野県隊友会(会長・牧幸生)は、第13普通科連隊(連隊長・秋山伸太郞1等陸佐)が実施した連隊検閲出陣式に出席し、激励のことばを述べた。
まず第3科長江原3等陸佐から「北アルプスの夜明けの雷はどんな苦難にも負けないという地元民の言い伝えから作戦名を『夜明けの雷(いかずち)作戦』と命名した」との説明があり、「やるべきこと、なすべきことをやり抜く」との決意表明があった。
続いて牧会長が「検閲の評価は指揮機関だけではなく、全ての隊員の行動も併せて評価される。全隊員がそれぞれの立場において為すべき事をしっかりと為して与えられた任務を完遂し、連隊としての任務達成に邁進してもらいたい」と激励のことばを述べた。
最後に秋山連隊長の「自ら考え、自ら行動しよう」との訓示のあと、全員で連隊歌の斉唱、続いて作戦名のシュプレヒコールで気勢を挙げ終了した。
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【R6.4.20】「松本駐屯地創設74周年記念行事を共催」
長野県隊友会(会長牧幸生)は、4月20日松本駐屯地(秋山伸太郎司令)で開催された「松本駐屯地創設74周年記念行事」を共催した。
当日は県内各地から多くの会員が参加し、旧交を温め往事を懐かしんだ。
駐屯地内はコロナ前と同じように部外露店が多数出店し、快晴に恵まれたこともあり家族連れの一般観客が多数来隊し大いに賑わった。
記念式典は、国会議員及び県内の首長等が多数来賓として参加の下厳かに実施された。なお式典の冒頭伊北支部長の瀬古勤会員が駐屯地司令感謝状受賞者として紹介された。
式典に引き続く「記念会食」おいて万歳三唱の発声を委託された牧会長は「国民の自衛隊に対する信頼が増大している中、松本駐屯地の隊員が県民の皆様の期待に応えるためには皆様の応援が何よりです。今後とも松本駐屯地及び隊員に対しより一層のご支援ご協力そして暖かいご声援をお願いします。」と述べ、声高らかに万歳を三唱し締めくくった。
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長野県隊友会(会長牧幸生)は、松本駐屯地(秋山伸太郞司令)で開催された「長野県自衛隊殉職隊員追悼式」を共催した。執行者の秋山司令に引き続き、牧会長が共催者として追悼の辞を述べた。この中で会長は、「現下の厳しい国際情勢をみるとき、国家・国民のため一旦事あれば危険を顧みず一身をもって職務に殉ずる覚悟を持った自衛官の存在こそが日本の支えであると確信いたします。長野県隊友会はその前身の松本保友会発足から71年を数え、かっては諸霊と共に同じ制服を身につけ国防の第一線を体験した同志として諸霊の志を無にすること無く、国民と自衛隊の架け橋として相互の理解を深めるよう一層の努力を続けて参る覚悟であります。ご遺族の皆様とともに謹んでご冥福をお祈り申し上げ追悼の言葉といたします。」と結んだ。また、10月22日、長野県防災訓練が中野市で開催され、会長以下、北信地区支部連合会を中心に会員11名が参加した。長野県隊友会として避難訓練及び炊き出し訓練の2種目に参加した。避難訓練は、参加者を地元中野市周辺に居住する会員をもって編成し、避難行動要支援に対する避難行動支援訓練を実施した。炊き出し訓練は、北信地区会員及び県本部役員をもって編成し、被災者に対する炊き出しとして第13普通科連隊が調理したご飯と味噌汁を盛り付けて一般市民に配布するという訓練であった。両種目とも自衛隊で培った経験を生かし整斉円滑に実施することができ、担当の中野市職員から大変感謝された。
長野県隊友会(会長牧幸生)は毎年8月に恒例となっている2箇所の清掃ボランティア活動を実施した。まず、6日、会長以下18名の会員が、早朝1時間余り長野県護国神社境内及び隣接の旧陸軍納骨堂周辺の清掃を入念に実施した。終了後神社の好意により直会の場が設けられ、牧会長が「祖国の安寧のため礎となられた戦没者の御霊の安らかならんことを念じつつ清掃奉仕活動を実施することは誠に異議深いものであり、来年もまた多くの会員の参加をお願いします」と挨拶したる後、すいとんを喫食して終了した。次いで、8日、会長以下7名をもって、長野県松本市乗鞍高原に設置されている「乗鞍登山道開道記念碑「拓峰」の清掃を実施した。これは、昭和33年から4年の歳月をかけて第13普通科連隊(松本)と第1施設大隊(当時古河)が、延べ2万2千名の隊員により、乗鞍道を開通させたのを記念して昭和61年に建立されたものである。毎年清掃を実施しているため、それなりの景観が維持されていたので、今回は草刈りに加え堆積落ち葉の除去を実施した。次回は堆積落ち葉の除去に重点を置き、設置当時の「玉砂利を敷き詰めた碑」の景観を取り戻すよう努めたい。
長野県隊友会(会長牧幸生)は6月25日、松本市勤労者福祉センターにおいて令和5年度通常総会を開催した。新型コロナ感染症の影響を受け3年続けて内容を縮小して開催してきたが、今年度は総会、防衛講話及び意見交換会のフルバージョンで実施することができた。 総会では、国歌斉唱に引き続き、令和4年度中に亡くなられた会員に対し黙祷を捧げたあと、功績のあった会員に対する表彰と会員に代わり隊友新聞の手配り等に尽力いただいた会員令夫人に感謝状贈呈を実施した。 挨拶に立った会長は、「3年余にわたり猛威を振るった新型コロナウイルス感染症について総括した。次いで世界がコロナで分断されてる中昨年2月24日に勃発したロシア・ウクライナ戦争はプーチンの目論見に反しウクライナの抵抗により長期戦化し、現在は東部2州・南部1州のみの制圧に止まっており大失敗と言える、6月からのウクライナの反転攻勢が目下の焦点である。 昨年12月に閣議決定された安保3文書については、防衛費をGDP比2%を目指す抜本的防衛力強化の指針の下、防衛力整備計画では01中期の1.5倍の43.5兆円を計上、防衛力抜本的強化元年度予算と銘打った令和5年度予算は1兆4千億円増の6兆6千億円、新規後年度負担7兆円(2.9倍増)と自衛隊にとって喜ばしいものとなった。 長野県隊友会の喫緊の課題は会勢の維持・拡大であるが、3月末の会員数は昨年から10名余の減少となっている。自衛官定年延長制度定着に伴い今年度から退官者数の復活が期待されることから、県隊友会としては、部隊長等に対し家族支援協力活動の根本となる会員の確保が不可欠でありウィンウィン体制確立のため退官者の隊友会入会指導をお願いしてきたところであり、引き続き連携を強化していく。 会勢維持のもう一方の柱である退会防止については、物故者増及び超高齢会員の退会による会員数の減少は仕方ないとしても若年者の退会の阻止は緊要であり、各支部内の会員相互の連携の深化により退会防止を図るべく隊友新聞の手配り地区拡大をお願いしているところであり。皆様にはその狙いを理解され協力のほど宜しくお願いします」と述べた。 じ後議事に移行し、令和4年度事業の報告と令和5年度事業計画説明、役員の改選と執行部提出案の通りに承認された。 その後、第十三普通科連隊長兼松本駐屯地司令鏡森直樹一等陸佐による「防衛講話」に移り、自衛隊の現状及び安保3文書を踏まえた将来のイノベーション等、内外情勢に関する講話を熱心に拝聴した。 最後に後藤茂之経済再生担当大臣並びに務台俊介衆議院議員を始め、県内の自衛隊部隊長等及び協力団体長等を来賓としてお迎えし、「意見交換会」を開催した。 短い時間ではあったが、会員と来賓とが和気藹々に意見を交換し有意義なひとときを過ごすことができた。
長野県隊友会(会長牧幸生)は5月26日、本年度第1回目となる予備自衛官招集訓練に際し約1時間講演した。始めに新型コロナ感染症について、感染者と死亡者のデータを総括した後「3年余のコロナ禍が終わり以前の日常が戻ったことは誠に喜ばしい、自衛隊の大規模接種センターにおける実績と当初の運営のノウハウ普及に果たした功績に改めて感謝と敬意を表する」と述べた。次いでロシアウクライナ戦争の経過と現在の状況、中国習近平政権3期目の台湾武力併合への懸念等について説明し、「国際情勢は法に基づく秩序維持の民主主義陣営と力による現状変更を追求する覇権主義陣営の対立に国益追求第一のグローバルサウスが絡み合いますます不透明流動化の一途」と述べた。更に国民の防衛意識の高揚・深化の発露とも言うべき安保3文書の概要と令和5年度防衛費について説明し、防衛力の抜本的強化施策について評価した。最後に「現役隊員をサポートしていくことが、地方の隊友会の務めであると考えている」と述べ、「未だ隊友会へ入会していない人は是非入会してほしい」と結んだ。5月28日、長野県松本文化会館において「令和5年度理事役・支部長等会議」を開催した。この会議は、例年通常総会の前に本年度の県事業計画及び県収支予算案を審議して承認を得ることを目的として開催している。冒頭の会長挨拶において牧会長は、「3年余のコロナ禍が終わり以前と同様な形で総会が開催出来ることを嬉しく思う」と述べ、3年余に渡る新型コロナ感染症の感染者と死亡者について総括した。国際情勢について、「民主主義陣営と力による現状変更を追求する覇権主義陣営の対立に国益追求第一のグローバルサウスが絡み合い複雑流動化」と述べた。次いで防衛力の抜本的強化を目指す安保3文書制定と大幅増となった令和5年度防衛費に大歓迎の意を表した。議題の審議に入り、執行部が提示した「令和4年度事業報告、収支決算報告」並びに「令和5年度事業計画(案)、収支予算(案)」等をすべて承認して閉会した。
長野県隊友会(会長牧幸生)は、3月16日、第13普通科連隊重迫撃砲中隊新編行事に来賓として出席した。平成13年3月、第12師団の旅団化に伴い、重迫撃砲中隊は廃止となり、一部が重迫撃砲小隊として本部管理中隊に組み入れられていたが、この度重迫撃砲中隊として復活したものである。最初に、連隊長鏡森直樹1佐から中隊旗を授与された重迫中隊長土屋悟1尉は、これをしっかり受け取り、力強く旗手に手渡した。式辞の中で連隊長は、「本管中隊の中で一年間訓練に励んできたが、一刻も早い戦力化を望む。」と訓示された。次いで牧会長が次のように祝辞を述べた。「第13普通科連隊重迫撃砲中隊新編、誠におめでとうございます。22年振りに復活したことに感激しております。中隊の使命は、緊要な時期と場所にどれだけの火力を集中できるかにあります。連隊の必要とする時期と場所に火力を集中できるよう、中隊長を核心にしっかりと精進してください。」重迫中隊OBの会員にとっては、今回の復活は感慨もひとしお、大いに喜んでいることと思う。
長野県隊友会(会長牧幸生)は、1月13日、松本駐屯地(鏡森直樹司令)において実施された成人式行事に参加し祝辞を述べた。駐屯地成人式に来賓として出席した会長は、松本市長に引き続き登壇し、新成人26名に対し「20才になったことで法律で庇護されていたものが一切なくなり、全てに自分で責任を負うことが求められます、今後はしっかりと自覚を持って自分の言動を律していただきたい。日本を巡る安保情勢は戦後最大の危機的状況にあると言っても過言ではなく、昨年末に安保3文書の改定がなされ防衛力の抜本的強化整備が決定しました。国民の自衛隊への期待が更に高まってきます、皆さん疾風下における勁草として国民・県民の負託に応えうる自衛官たるべく精進下さい。皆さんの陸上自衛官としての大成を期待します。」とお祝いの言葉を贈った。また夜は隊員クラブ「はなの舞」において3年振りに長野県隊友会本部役員と松本駐屯各部隊長との新年の意見交換会を実施した。最初の挨拶の中で、会長は「今後とも現役隊員のサポートをしていく所存です」と述べると、駐屯地司令は「隊友会あっての駐屯地と思っています」と述べられ、お互いの信頼関係を確認し合った。乾杯のあと、歓談となり、OBは経験談を、現役は部隊の現況を語り合い、意志の疎通を図るとともに、親睦を深め和気あいあいに有意義なひとときを過ごした。
長野県隊友会(会長牧幸生)は、11月12日松本駐屯地(鏡森直樹司令)で開催された「令和3年度長野県殉職隊員追悼式」を共催した。 式典は新型コロナの影響で昨年に引き続き来賓等の参加が制限されたものとなった。執行者の鏡森駐屯地司令に引き続き、牧会長が追悼の辞を述べ「殉職された42御柱の慰霊に追悼の意を表するとともに、殉職隊員の意思を引き継ぎ国防の大任に精励する現職隊員をサポートすべく、長野県隊友会として引き続き県民と自衛隊の架け橋として精進する決意を表明した。」これに先立ち10月20日、過去にほとんど手を加えることがなかったという慰 霊碑の「松の剪定作業」を駐屯地の依頼により隊友会会員が実施し、見違えるほど体裁を整えることができた。なお、この作業を主導した定年後庭師を生業とする田中勝次松本支部長によると、「更に見栄えを良くするためには、少なくともあと2年は掛かる」とのことで、来年度以降県隊友会の事業として計画する予定である。
長野県隊友会(会長牧幸生)は毎年8月に恒例となっている2箇所の清掃ボランティア活動を実施した。まず、8月3日、長野県松本市乗鞍高原に設置されている「乗鞍登山道開道記念碑「拓峰」の清掃。これは、昭和33年から4年の歳月をかけて第13普通科連隊(松本)と第1施設大隊(当時古河)が、延べ2万2千名の隊員により、乗鞍道を開通させたのを記念して昭和61年に建立されたものである。記念碑の周辺には笹竹や雑草が繁茂し、記念碑にも落ち葉が堆積散乱していたが、3時間ほどかけて草刈りや堆積落ち葉の除去を実施し従前の状態に復した。次いで、8日、長野県護国神社境内及び隣接の旧陸軍墓地納骨堂の清掃。会長以下19名の会員が参加し早朝1時間余清掃活動を実施した。本清掃ボランティア活動はまた国のため戦死された方々の霊の安寧を祈念する場としての認識の下清掃活動に当たった。
長野県隊友会(会長・牧幸生)は5月6日、松本駐屯地において、第13普通科連隊(連隊長・伊藤裕一1等陸佐)を激励した。これは、5月中旬から約1ヶ月間にわたり、第12旅団が実施する「北海道転地演習」に同連隊も参加することになり、その出発に先立ち、牧県会長が激励のため部隊を訪れたものである。伊藤連隊長から、「本演習は、上富良野演習場ではHTC訓練を、じ後矢臼別演習場で射撃訓練を実施する予定です」との説明があり、牧会長が「天候不順も予測されるので、寒さ対策もしっかりとって頑張って来て下さい」と激励し、訪問を終了した。このあと、引き続き駐屯地「退官行事」に出席した牧会長は、2名の退官者に対し、長年国防に従事した労をねぎらい、無事退官されることに祝意を述べるとともに、今後は後輩隊員のサポートのため一緒に尽力してほしいとの言葉を添え、隊友会会員徽章を贈呈した。また、北転に参加する部隊に対し、「健康管理に注意し、コロナに負けないよう所期の目的を達成して貰いたい」と結んだ。
長野県隊友会(会長・牧幸生)は2月19日、令和2年度最後となる予備自衛官招集訓練に際し、参加した29名を前に約1時間講演した。はじめに牧会長は、令和2年は輝かしい年となるはずが武漢ウィルスのせいで惨憺たる年となったと述べた。更に昨年7月の九州豪雨について触れ、「災害は忘れた頃にやって来る」というのは昔のこと、今やいつでも起こりうる災害に「常に準備しておくこと」が大事と語った。次いで、環境問題所謂「カーボンゼロ」運動及びコロナによる世界の感染状況について説明した。この中で、東京オリンピックは是非開催して、日本の心意気を世界に示してほしいと語った。次いで、国際情勢について、世界中がコロナ禍で動きが取れない中、中国が一人勝ちの感があり、「国家安全維持法」を制定するなど、「覇権国家としてやっていく意思表示をした」との認識を示した。更に米国、ロシア、朝鮮半島の情勢について触れ、今後の各国首脳の政策の見通しについて語った。最後に、長野県隊友会は、国民と県民の架け橋となるべく活動している。特に重要なのは、現役隊員のサポート、慰霊顕彰及び家族支援であり、この中でまだ隊友会に入会していない人で、後輩のためにサポートしたい思う人は、是非隊友会に入会して戴きたいと結んだ。
2月1日、牧幸生長野県隊友会長は、松本駐屯地における退官行事に出席し、長野県隊友会入会予定の定年退官者に対し、「自衛隊での永年の勤務に対する慰労と退官のお祝いのことば」及び「隊友会入会の歓迎のことば」を述べて、会員徽章を贈呈した。その際、参列した現役隊員に対し、「退職された際には、是非隊友会に入会され、我々とともに後輩隊員のサポートをお願いしたい。また、昨年度はコロナウィルスで大変な年でしたが、今年もコロナに負けることなく、国民の負託に応えられるよう頑張ってください。」と激励した。写真 お祝いの言葉を述べる牧会長
10月18日、長野県隊友会(会長牧幸生)は、松本空港に隣接する「信州スカイパーク」に於いて、「令和2年度長野県隊友会マッレトゴルフ大会」を開催した。コロナ禍での開催に懸念もされたが、「たまには屋外でいい空気を吸って元気を出そう」との思いから開催にこぎ着け、総勢22名が参加し、和気藹々の中にも日頃の腕を競い合った。結果は、男性の部では橘三治会員、女性の部では会員家族の浅田満さんがそれぞれ18回目となる大会を制した。なお、浅田さんは全体の最高得点者に送られる「ベストグロス賞」も獲得した。表彰式の最後に牧会長から、「コロナ禍は多分来年も続くと思いますが、元気を出して、また来年お会いしましょう」と挨拶し締めくくった。
長野県隊友会は紅葉が素晴らしい11月14日、松本市西部郊外にある長野県で唯一の福祉型障害児入所施設「信濃学園」の庭木剪定や草刈清掃などのボランティア活動を行いました。牧会長以下11名は信濃学園で生活されている入所者と職員の皆様に少しでも美しい環境で気持ちよく過されることを願いつつ心を込めて作業に励みました。作業終了後園長先生から、隊友会員の素晴らしい庭木の刈込や清掃などに感謝のお言葉をいただき我々もさわやかな汗に満足感あふれる一日でした。
長野県隊友会は10月5日(日)、飯田市の天竜川河川敷にある川路多目的広場をメイン会場として行われた平成28年度長野県総合防災訓練に会長以下30名が参加しました。訓練は長野県知事の統括のもと、「災害対策本部」の設置、自衛隊・警察・消防その他県内の防災関係159団体、約3千人が参加した大規模な総合災害訓練でした。我々隊友会は給食訓練に参加しましたが、かって災害派遣の現場で活躍した元自衛官らしくてきぱきと行動し防災訓練の成功に貢献しました。参加の隊友会会員は、かっては自衛官として伊勢湾台風、伊那谷36水害、御巣鷹山日航機墜落事故などの災害現場の一線で活躍し災害の悲惨さを知り尽くしたたベテラン達です。災害のないことを願いつつ懐かしく訓練に参加しました。
長野県隊友会は8月11日会員約25名をもって、恒例となった長野県護国神社の清掃を松本ライオンズクラブの皆様と共に行いました。今日の平和な日本を築いた礎となり、国難に殉じた英霊に対し感謝の誠を捧げ、恒久の平和を祈念しつつ会員一同心を込めて清掃いたしました。朝六時に本殿に整列してお祓いを受けて参拝、護国神社境内と隣接する旧陸軍墓地及び忠魂碑周辺の除草と清掃を行い見違えるように美しくなりました。清掃は一時間程でしたが、多くの樹木に囲まれた境内は、真夏とは思えない涼しさと清々しさで心が洗われた思いのひと時でした。清掃終了後、神社から終戦の頃食べていた「すいとん」がふるまわれ食糧難の子供のころを想いつつ、おいしく頂きました。
連日の記録的な猛暑が続く八月六日、長野県隊友会は会員十名により、かって自衛隊が乗鞍自動車道(現エコーライン)を建設した功績を称えて昭和61年に建てた中部国立公園内の記念碑「托峰の碑」の清掃ボランティアを行いました。かつてこの付近一帯は、溶岩に覆われた人跡未踏の山岳森林地帯でしたが、長野県民の強い要望で松本の第13普通科連隊と古河の第1施設隊が、昭和33年から4年の歳月と延べ22,000名の隊員により完成したものです。
長野県隊友会は10月19日、小雨の降る中を年度恒例の研修旅行を行いました。午前中は「美しい日本の歴史的風土百選」に選ばれ、平安・鎌倉時代の「国宝」「重要文化財」が多く残り「信州の鎌倉」「文化財の宝庫」と言われる長野県東部の別所地区です。別所地区の中心は平安時代(825年)開創の「北向観音堂」です。本堂が北を向いている観音様は全国に例がなく善光寺と向合いで「両参り」すれば「現世」と「来世」のすべての厄が落とされると伝えられています。別所地区には他に我が国最古の禅宗様建築である安楽寺の木造八角三重塔(国宝)及び弘長二年(1262年)の刻銘のある常楽寺の石造多宝塔(重文))等もあり学術的に貴重な資料とされています。午後は、昨年NHKの大河ドラマ「真田幸村」で放映されブームになった上田城です。上田城は関ケ原合戦とその前の2度にわたり、10倍以上の徳川軍に包囲されながら巧みに狭い城内に誘い込んで撃退した難攻不落の城で、日本百名城の二七番にも選定されています。「灯台下暗し」と言われますが、今まで気づかなかった郷土の素晴らしい歴史文化を再認識しつつ旧交を温めた楽しい旅行となりました。
長野県隊友会は10月14日、今にも降りそうな曇り空でしたが競技開始と共に秋晴れの好天となり、壮大な日本アルプスを背景に松本空港に隣接するスカイパーク公園内でマレットゴルフ大会を実施しました。参加者は会員及び家族の初心者からプロ級のベテランまで男女合わせて21名で、秋色の増しつつある広大な松林内に快音を響かせながら和気あいあい十八ホールを巡り、心地よい汗を流して気分爽快素晴らしい一日となりました。試合終了後表彰式が行われ、牧幸生会長より受賞者の健闘が称えられ来年度も皆が元気でプレーすることを約し散会しました。なお競技の結果は、男性の優勝 長谷川孝良さん、二位 橘三治さん、三位 田口博さん、女性の優勝 窪田まついさん、二位 岩淵甲女さんさん、三位 吉江富士子でした。